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PEOPLE社員インタビュー
水の安定供給や防災など、地域の人々の生活に大きく関わる大切な仕事。
S.K
技術職
関東支店 | 農業土木担当
2022年入社 | 新卒 | 工学部卒
CAREER SUMMARY

大学で学んだ土木工学を活かせる仕事であり、水環境のインフラ整備に携わりたいと思い入社。新卒で東北支店に配属、農業土木設計に従事。青森県や福島県を中心に、ため池の基本・実施設計業務、頭首工の機能診断調査業務を担当。2023年より希望していた関東支店に異動、同じく農業土木設計で、ため池や用排水機場の設計業務を担当、埼玉県や千葉県の業務を行っている。後輩が増えてきましたが、グループ内ではまだ最年少。出張先の駅やサービスエリアでご当地名物を食べることが楽しみ。

CHAPTER 1
WORK
仕事について教えてください
Q現在はどのような仕事をしていますか?
地域に浸水被害を及ぼす恐れがある農業用ため池の改修計画

現在、農業用ため池の改修設計業務を主に担当しています。近年の地震や豪雨による自然災害の拡大に伴い、浸水被害を防ぐため、全国でため池の改修計画が進んでいます。老朽化したため池が地震で決壊し、大きな被害が発生することもあり、関東支店の農業土木グループでは、埼玉県や千葉県での改修設計を多く手がけています。さらに、水路やポンプ設備などの用排水機場の補修設計や、既存の農業水利施設の劣化状態の調査も行っています。これらの業務は、農地への水の安定供給や防災に直結し、地域の安全で安心な生活を支える社会的に重要な役割を担っています。

Q仕事を進める中で大切にしていることは何ですか?
迅速で計画的な業務進行が、最適な設計計画の秘訣

関係者とのコミュニケーションを円滑にするため、業務を迅速に進めることに取り組んでいます。
最適な設計計画を立案するには、適切な根拠に基づいた設計方針、経済的な補修や改築計画、現場の調査状況など、さまざまな条件を考慮する必要があります。そのため発注者とは何度も設計方針について協議を行います。まず設計の条件の整理を行い、用地の問題などの協議事項を早期に洗い出します。技術者には専門知識が求められ、適切な根拠を用意することが必要です。下調べに時間をかけ過ぎず、図面などの説明資料を早期に用意することを心がけています。また、設計作業を社内の設計アシスタントに依頼できるように、必要な材料を揃えることも重要だと考えています。

Q今後の目標を教えてください。
課題発見力を高めることで、本来の機能が十分に発揮できる設計を実現したい

現地状況や業務の要点を正確に把握し、設計における重要なポイントや課題を発見する力を育んでいきたいと考えています。
例えば、ため池の設計では、その土地固有の条件を十分に考慮したうえで、劣化状況や耐震性を点検し、ため池の本来の機能が十分に発揮できるよう設計する必要があります。そのため、現地調査の際には先輩に同行し、要素の特定など業務の要点にについて積極的に意見交換を行い、施設のどこに注目すべきか先輩の意見を伺うようにしています。
入社当初は、施設の構成や構造を理解するのに苦労しましたが、図面を頻繁に目にすることで、初めて見る図面でも構造をイメージできる力が身についてきました。農業土木は領域が広く、学ぶべきことが非常に多いですが、技術士取得を目標に努力を続けていきます。

SCHEDULE
ある日のスケジュール
出社
スケジュールやメールの確認、
提出書類を郵送依頼
資料作成
計算書の作成、報告書の整理
日程調整
打合せ日程の調整、他の担当者へ連絡
ランチ
自席でランチ、仮眠、散歩などでリフレッシュ
打合せ
社内で進行中の業務の進捗状況を確認
問い合わせ対応
発注者からの問い合わせに対応
図面の修正
タスク管理
明日の作業の確認、午前に作成した計算書のチェック
業務終了
残業は1時間程度
MEMO
  • 基本はデスクワーク
  • デスクワークは報告書や図面の作成、基準書の読み込み、CADでの作図
  • 出張は月に2回程度(基本的に日帰りが多いが、1~2泊する場合や、時には1週間続くことも)
  • 関東地方のほか、東北地方や北陸地方への出張も
  • 発注者との打ち合わせは月1回程度(主に対面)
  • 現地調査ではドローンの操作は必須スキル
  • 毎月1回、関東支店の農業土木グループの進捗ミーティングに参加
  • メーカーや協力会社からの営業訪問の対応も
CHAPTER 2
ENVIRONMENT
働く環境について教えてください
Q職場はどのような雰囲気ですか?
年齢や役職に関係なく、若手の意見も尊重される風土

社内では、業務について話し合う機会が多くあります。若手でも意見が聞いてもらえ、年齢や役職の隔たりを感じることはありません。業務でわからないことがあっても、躊躇なく先輩社員に質問しやすい風通しの良い環境です。
仕事にはスピード感が求められる場面もあるため、臨機応変に対応できるよう努力しています。年度末に納期が集中するため、年末から年度末が繁忙期です。秋ごろは閑散期になることが多く、この期間には社内研修が活発に行われます。

Qプライベートの過ごし方は?
有給休暇は比較的取得しやすく働きやすい環境

有給は比較的自由に取得でき、時差出勤制度もあるので、働きやすい環境です。
私用以外にも、月1回程度の有給を取得して、身の回りの整理をするリセットデーを設けています。平日の急用などは時間休を活用しています。デスクワーク中心であるため体力が落ちないように、休日は体を動かしたり、自然に触れたりして心身ともにリフレッシュしています。

MESSAGE
これから入社する方へのメッセージ
土木工学の興味から農業土木へ。幅広い業務を通して、社会貢献を実感。

大学で土木工学を専攻していたため、将来は水環境のインフラ整備に携わる仕事に就きたいと考え、就職活動では建設コンサルタント業界を中心に企業研究を進めていました。当社のホームページで社員インタビュー記事を読んだ際、農業基盤整備という分野があることを知りました。実家が農家だったこともあり、農業には以前から馴染みがあったため、水環境整備と農業が結びついた事業内容に強く魅力を感じ、自分に合った仕事だと感じました。業務では、大学で学んだ土木工学の知識が役立っています。特に、土木構造物の基礎となる「三力」の理解は必須です。
もちろん、実務で必要な知識は、入社後の新人研修や業務を通じて身につけていけるため、安心してチャレンジできます。まずは会社説明会に参加してみることがおすすめです。

当社では、さまざまな業務を経験できる点も魅力です。設計班が業務の種類や工種ごとに分かれていないため、幅広い業務に携わることができ、建築の知識が求められる場面では社内の建築士に相談する機会もあります。共同で業務を進める中で、土やコンクリートなどの構造物だけでなく、施設を運用するために管理施設の重要性にも気づきました。また、地質調査や測量、機能診断調査などは外部に委託しているため、協力会社とのやり取りを通して、多くのことを学んでいます。

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